事前の準備

万一の時に慌てないためにどういう準備をしておけば良いでしょうか。多くの人が突然の葬儀準備に追われなかなか計画的な予算立てやプランが立てられないことの方が多いです。家族や自分自身にもいつかはやってくることです。 まず事前にどんな準備をしておけば良いのかまとめてみました。

内容は、自分の葬儀をどうしたいのかから始まり、親戚・友人の連絡先や保険・預金等の明細等、もしもの時に家族がそれを見れば全てが分かる様な形式になっています。ページ内には本籍を書き込む欄や気に入った写真を張り付けておくこともできます。遺言書と違って法的効力を持たないので気軽で安価に手に入ります。宣伝広告として無料配布している葬儀社もあるようです。

エンディングノートを作る

エンディングノートをご存知でしょうか？高齢者が人生の終末期に自身に生じる万一のことに備えて自身の希望を書き留めておくノートで、簡単に言うとノート遺言書のようなものです。人生の最終章を迎えるにあたり、ご自身の思いやご希望をご家族などに確実に伝えることができます。

エンディングノートのメリットは

• ●自分の葬式の希望を家族に伝えることができる。
• ●自分に万が一のことが合った時に家族が困ることが無いようにできる。
• ●日常生活の備忘録として住所や連絡先をまとめられる。
• ●生前では照れくさくて言えないような家族への愛情を残すことができる。

…などがあります。自分の考えを後に残しご家族に対しての一番の事前準備にもなりますし、自分の人生を振り返るちょうど良い機会にもなります。

生前の見積もり

自身の生前の葬儀準備ではあれば上記のエンディングノートをまず書いてみて、どんな葬儀をしたいかを大まかにでも明確にし、何社か様々な葬儀社で見積もりを取ってみるとよいと思います。

近親の生前の葬儀準備であれば、まず大まかな費用と、ある程度の親族の人数、会葬者の人数、葬儀をおこないたい会場、また通常の葬儀なのか家族葬、直葬など葬儀スタイルも様々です。どんな葬儀にしたいかを明確にした上で、こちらの場合も何社か葬儀社で見積もりを取ってみると良いでしょう。

生前の見積もりをあらかた何社か試しにとっておくことで予算がいくらかかるのか目安にもなり、また比較することができるので、全く葬儀の費用がわからない人には葬儀費用の平均を参考にするよりも具体的な予算が立てられるでしょう。また、葬儀の流れが全くわからない人にもある程度の流れを把握することができます。

費用の目安や流れを知っておきたい方も 300社中最大5社の葬儀費用一括見積もりを行う(無料)

葬儀の事前予約のメリット

●葬儀の流れ、費用を把握することができる

お葬式の参列やましてや自分の親族などの葬儀はそうそう多くあることではありません。葬儀の流れや予算を知っておくことでスムーズに後悔の無い葬儀を行うことが出来ます。

●とにかく慌てなくて済む

一昔前は生きてるうちに葬儀の予約なんて縁起でもないという時代でしたが、自分のために家族のために良い葬儀を、そして予算を比較し見積もりを経てて経済的にも計画的に行うことができるということで事前予約も多くなっています。失敗しない葬儀の最善の策とも言われており、突然の悲報で見積もりも慌てて流されるがままに葬儀を行わずに済みます。

※葬儀の事前予約は秘密にしておくことではありません。

ご家族の葬儀後に遺品整理をしていて見つけた遺品の中に、故人様自ら葬儀を既に事前予約されていたのを初めて知り、故人の希望通りに行えず後悔したというケースもあるようです。自身が事前予約する際もご家族に知らせておくことが大事です。